『ITエンジニアのゼロから始める英語勉強法』を読んだ
雑感
- Microsoft牛尾さんの本。昨今話題の『世界一流エンジニアの思考法』の中で紹介されていて読んでみた。
- 実際に米国で活躍されている方の経験をもとにしているため、説得力があって良い。また、再現性がありそうに思えた。
- 「ITエンジニア」とタイトルに入っているが、そこまで対象読者が絞られるようなものではないと思う。ただ、引き合いに出される例や経験などがエンジニアだと具体的にわかるため、その点は共感しながら読むことができた。
- 学習プロセスと段階別に「どの本を」「どのように使って」勉強すればよいかまで書かれているので、取っ掛かりやすい=自分もやってみようかな?とモチベーションが上がる。
- 少々古い本(2013年発売)のため、紹介されている書籍は古いものが多い。古すぎて手に入らない等であれば別問題だが、英語の学習メソッドは10年そこらで大きく変わるものでもないと思うので、そこまで気にしすぎなくてもいいと思う。(昨今のAI英会話を除いて・・・)
- 早速インスパイアされて、以下2冊をAmazonでポチってみた。本書で紹介されている書籍ではなかったが、後述のサウンドファーストの原則にしたがってまずは英語耳をつくるところからやってみようかな。
メモ
いろいろ紹介されているが、筆者の主張は以下の原則にまとまっていると思うので書いておく。
- 優れた英語勉強法に共通する5つの原則
- サウンドファースト
- 英語の音を理解しないと、リスニングもリーディングも理解が遅くなる
- 最初から意味が理解できないのは当たり前なので、音を先に鍛える
- 英語らしい発音/イントネーション練習を最初にやる
- ダイレクト理解
- 英語を日本語に翻訳して考えず、英語は英語のまま理解する
- 英語は、日本語に1:1で翻訳できない
- スピーキング中心
- ネイティブの発音、イントネーションを真似て音読することがペラペラへの道
- 日本語発音でやっても意味ないので注意
- コンテキスト理解
- 特定のコンテキストで何回も同じ表現に出会うことで、その意味が分かってくる
- 単語や文法を学ぶのではなく、生きた英語を大量にインプットすること
- 選択と集中
- アメリカ英語かイギリス英語かを選択する
- ターゲットの分野(例えばITと日常会話など)を決めて語彙強化を強化する
- サウンドファースト